昨年までの4年間、全国の倒産件数は年8,000~9,000件とピーク時の半分に抑えられてきました。しかし、昨年後半から米中貿易戦争による世界経済の減速、モラトリウム企業に対する金融機関のスタンスの変化等、与信に対するリスクが増大しつつあります。
迫りくるリスクへの対応策を①事前審査、②回収管理、③現場マネージャーの育成の3つの観点から、ファイナンス会社、サービサー、事業会社審査部等で通算20年中小企業向けの与信管理に携わり、貸倒0を実現したベテラン講師がお伝えします。
効率的な与信管理手法を学び、自社の与信管理体制の改善にお役立て下さい。
内容 審査部門のための『効率的な与信管理を学ぶ講座』
【0】最近の倒産状況と今後の見通し
【1】与信管理の意味
1-1. 現場の理解度
1-2. 与信に係るルール
1-3. 与信管理は営業管理
【2】効率的な事前審査とは
2-1. 避けられる事故とやむを得ない事故
2-2. 押さえておきたい会社規模と業績推移
2-3. 決算書が入手可能なら見るべきポイント
【3】現地訪問は何のため
3-1. 眼の前にいる人は、誰?
3-2. 当地に根が生えているか
3-3. 先にいうと説明、後で言うと弁解
【4】与信限度額の決定法
4-1. 誰のための与信限度か
4-2. あるべき与信限度額とは
5-3. 仕組化したい定期更新
【5】回収遅延の早期解決法
5-1. 誰も理解していないたった一つの事実
5-2. 侮れない本部との情報共有
5-3. 6分類による対応
【6】現場マネージャーの役割
6-1. マネジメントとは
6-2. 指示の出し方と進捗管理
6-3. 要求される的確な報告力
【7】アウトソースの活用
7-1. 自身では気づかない慣習
7-2. 経営者の啓蒙、従業員の教育
7-3. 第三者チェックの活用