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知っておきたい仏スタートアップ「フレンチテック」の注目点

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 フランスのスタートアップはまた、スマートシティやライフサイエンス、シルバーエコノミーなどでも競争力を持つ。マーケットの状況が似ているとされる日本に関心を持つスタートアップは少なくない。10月に開かれた国内最大の家電・IT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン」でもフレンチテックのアイコンが目立った。

フレンチテック、オープンイノベーションで成長

 フランスのスタートアップ「フレンチテック」の躍進を象徴するのが、イノベーション系イベント「ビバテクノロジー」と、世界最大級のインキュベーション施設「ステーションF」の存在だ。

 2018年5月、3回目となるビバテクノロジーが、パリの南西部、全仏オープンテニスの会場であるローランギャロスにほど近いポート・ド・ベルサイユという展示会場で開催された。

 近年、世界中でイノベーション系のイベントが増えている。ビバテクノロジーは、大企業がスタートアップと連携して事業を生み出す「オープンイノベーション」の実践の場であることに特徴がある。大企業がスポンサーとなって大きなブースを構え、そこに自社と関係するスタートアップ企業を展示させている。ビバテクノロジーにタイミングを合わせて、「チャレンジ」と呼ぶピッチコンテンストを開催し、世界からスタートアップを募集した大企業もある。

LVMHやロレアル、多彩な分野の大企業が関与

 中でも目立っていたのは、メインステージ近くに最大級の面積のブースを構えていたLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)だった。バッグや酒類などのラグジュアリーブランドを傘下に抱えるLVMH。同社のイノベーション部門LVMH Luxury Labのブースでは、あらゆるモノがネットにつながるIoTなどの技術を生かした、ビューティーテックやフードテックの展示が目立った。LVMHイノベーションアワードで優勝したのはeコマースツールのOystだった。ユーザーにスムーズな購入体験を提供した。

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