ヤバい本業 伸びる副業

あなたの知らないソフトバンクの姿(上) 激変する財務データの背景とは

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 巨額の買収を繰り返すソフトバンクグループ。テレビCMで有名な携帯キャリアという消費者のイメージとは、かけ離れた姿になっています。決算書をよく見れば、実像が浮き彫りになります。その変貌ぶりを数字で確認しましょう。

10年あまりに過ぎない携帯事業

 ソフトバンクグループ(ソフトバンクグループはグループ全体の持株会社。2015年7月よりソフトバンクから社名変更。以下ソフトバンク)のことを、多くの人はNTTドコモ(以下ドコモ)、KDDI(au)と並ぶ携帯キャリアとして認識していますが、その認識ではもはやこの会社のことを正しく理解することはできません。

 同社は1981年設立後、パソコン用ソフトの流通事業、出版事業からスタートして、1996年には米ヤフーと合弁でヤフー(日本法人)を設立、2000年代には表のような展開を経ています。なおヤフー(日本法人)は一貫してソフトバンクの連結子会社です。

 2000年代の出来事の中でも特筆されるのは、2006年のボーダフォン日本法人買収による携帯電話事業への参入でした。今ではソフトバンクときけば日本では誰でも携帯事業を思い起こしますが、同社の携帯事業の歴史はまだ10年あまりに過ぎないのです。

 携帯事業に参入したソフトバンクはユニークなCM、割安な料金プラン、iPhoneの国内独占販売(2008~2011年)などによってシェアを伸ばしていきますが、現在の国内市場ではドコモ(1位)、KDDI(au)(2位)に次ぐ3位が定位置になっています。

 ソフトバンクが携帯事業に参入してから10年あまり、日本で生活している限り同社のビジネスは特段変わっていないように見えますが、2010年代にソフトバンクの事業構造は激変しました。そして今も大きく変わり続けているのです。

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