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製法で戦隊もの並みに色分けする水素、これ何色水素? SDGsクイズ 日経BizGateきょうの1問

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 ■正解と解説

[正解] ブルー

 [解説] 地球温暖化対策などから脱炭素が求められるなか、水素は「夢の燃料」と期待されています。燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さないとあって、次世代エネルギーの本命と位置づけられています。

 水素は製造方法によって、色分けされています。化石燃料でつくり、製造過程で生じるCO2を地下に貯留するなどして減らしたものは「ブルー水素」、何も手立てをしないものは「グレー水素」と呼ばれます。

 再生可能エネルギー由来の電力で水を電気分解して製造する水素もあります。これは「グリーン水素」です。製造過程でCO2を出さないことから環境に優しいという利点があります。ただし、水電解装置も高額で、いかに製造コストを低減できるかが課題です。そうした背景もあり、足元では化石燃料由来で安い「グレー水素」が中心になっています。

 このほか、「イエロー水素」や「ターコイズ水素」などもあります。イエロー水素はグリーン水素と同様に水を電気分解してつくる水素で、原子力発電所の電力で製造するもので「第4の水素」とも呼ばれます。一方、ターコイズ水素は天然ガスやバイオガスに含まれるメタンを熱分解して水素ガスを生成します。こちらは副産物の炭素を固体化することでCO2を排出しません。どちらも、グリーン水素よりは低コストに脱炭素をなしうる技術として期待されます。

 SDGsでは、目標の13番目に「気候変動に具体的な対策を」が掲げられています。22年4月、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が報告書を発表しました。この報告書では、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて1.5度以内に抑えるというパリ協定で掲げる目標の達成に向けて、CO2などの世界の温暖化ガス排出量を遅くとも25年には減少に転じさせる必要があると指摘しています。

 政府は17年に世界に先駆けて水素基本戦略を策定。20年末に定めたグリーン成長戦略でも重要分野として水素を位置づけました。官民連携で水素社会の実現に取り組む動きが進んでいます。

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