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SDGs 世代を超えたムーブメントで社会を動かす 渋谷教育学園渋谷高校1年生×T&Dホールディングス 森中哉也副社長

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 保険を通じて持続可能性を T&D保険グループの4つの重点テーマ 

 ――T&D保険グループはSDGsに力を入れています。具体的な取り組みについてお話いただけますか。

 森中 当グループは、重点的にSDGsに取り組むため4つの「サステナビリティ重点テーマ」を設けています。1点目は「すべての人の健康で豊かな暮らしの実現」で、お客さまのニーズに合った保険商品やサービスの提供です。2点目は「すべての人が活躍できる働く場づくり」です。従業員に対しコロナ禍以降の在宅勤務の継続や、シェアオフィスの活用など勤務場所の融通が利く施策に取り組んでいます。また、グループ全体で健康経営の実践等も推進しています。

 3点目は「気候変動の緩和と適応への貢献」で、CO2排出量削減目標を設定し、T&D保険グループの長期ビジョンの非財務KPI(重要業績評価指標)に入れています。4点目は「投資を通じた持続可能な社会への貢献」です。当グループは約18兆円の総資産があり、環境問題の解決に貢献する「グリーンボンド」や「トランジションボンド」などのESG(環境・社会・企業統治)投資を行っています。また、機関投資家として、ネットゼロ(温暖化ガスの排出実質ゼロ)に向けて、投融資先でもCO2削減が進むよう対話(エンゲージメント)を進めていきます。

 根来 生命保険事業をメーンにしているT&D保険グループは、事業を通じてどのようにSDGs達成に貢献しているのでしょうか。

 森中 例えば、当グループの大同生命は中小企業向けの保険事業を行っていますが、中小企業の社長が万が一亡くなった場合、保険を通じて企業を守る取り組みをしています。大企業であれば後任の候補者も充実しているかもしれませんが、日本の企業全体のうち99%を占める中小企業ではトップに万が一のことがあれば、倒産もあり得ます。保険を通じて従業員やご家族の生活を守ることで、日本社会を持続的に発展させていきたいと考えています。

 根来 持続可能性をキーワードにした事業ということですね。

 森中 太陽生命でも、「ひまわり認知症予防保険」など、人生100歳時代を誰もが元気に長生きできる商品・サービスを提供しています。

 粕谷 T&D保険グループが感じている課題はありますか。

 森中 T&D保険グループでも2050年までにネットゼロ達成を宣言していますが、現在の技術ではまだ難しい面があるのも事実です。当社としてはカーボンニュートラルを可能にする技術への投資も進めていきたいと考えています。

 

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