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22年卒内定率58%、半数が「ウェブで内定」 入社どう決める?

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 6月1日の選考解禁を前に大学生の就職活動が本格化している。就職情報会社のディスコ(東京・文京)によると、2022年春卒業予定の大学生の内定率は5月1日時点で前年同月比8.2ポイント増の58.4%に達した。内定までのセミナーや選考のスタイルは「対面はなくウェブのみ」が47.4%だった。入社の意思決定に際しては「社員や他の内定者との交流」といったフォローが必要としたほか、「仕事内容」「給与」「福利厚生」について詳しく知ったうえで判断したいとの声が多かった。企業が内定辞退を防ぐためには、対面での交流を含めたきめ細かい対応が必要なようだ。

 調査は5月1~6日、22年春卒業予定の大学生と大学院生1273人(文系男子437人、文系女子355人、理系男子342人、理系女子139人)に対してインターネットで実施した。

<5月1日時点の内定状況(%、カッコ内は前年同月の数値)>

 5月1日までに内定を得た学生は理系が男女とも60%を超えて多いものの、文系も男女とも50%を超えた。内定企業の61.8%はインターンシップに参加した企業であり、インターンシップが内定に結びつくケースが多い。

 内定を得た企業の業種(複数回答)は「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」(36.7%)が首位で、「建設・住宅・不動産」(17.1%)が続いた。内定企業の従業員規模は「1000 人以上」が64.5%と大企業が多かった。

<内定企業の対面接触経験>

 内定までに受けたセミナーや選考などで対面での接点があったかどうか聞いたところ、「一度もない(WEBのみ)」が47.4%と半数近くに上った。「1回のみ」も25.3%と、対面での接点がほとんどないまま内定を得たケースが大半だった。しかし、内定を得た学生に「内定をもらった企業に就職するかどうかを決めるために、内定後に対面でのフォローは必要だと思うか」と聞いたところ、「対面でのフォローは必要」が34.9%、「内定までに対面での接点がなければ必要」が37.1%と計72.0%が対面でのフォローが必要と答えた。

<内定企業への入社を決める際に必要と思うフォロー(%、複数回答、上位5つ)>

<内定企業についてもっと知りたい情報(%、複数回答、上位5つ)>

 必要なフォローを対面・オンラインを問わず具体的に聞くと、「社員との交流機会」(68.1%)が多く、「他の内定者との交流機会」(45.6%)、「人事担当者との面談」(44.8%)が続いた。現場の社員の生の声で社風などを判断したいのだろう。内定企業についてもっと知りたい情報を聞くと、「実際の仕事内容」(57.7%)「給与水準・平均年収」(52.0%)、「福利厚生制度」(45.0%)、「残業・休日出勤の実態」(39.0%)が続いた。選考中には質問しづらい情報も、入社の意思決定にあたっては、しっかり確認したいという意向がうかがえる。

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