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コロナ下こそSDGs推進 本業の保険通じ社会課題解決 T&Dホールディングス 森中哉也副社長に聞く

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 T&D保険グループがSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを加速させている。中期経営計画ではSDGsに関連した4つの重点テーマを据えた。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、業界に先駆けて、個人や中小企業向けのコロナ対応商品・サービスを打ち出している。コロナ禍の影響でSDGsの後退懸念が指摘されているが、手を緩めることなく取り組んでいる。同グループが描く社会課題の解決について、SDGsへの取り組みを指揮する森中哉也T&Dホールディングス副社長に聞いた。

4つの重点テーマ設定

――保険会社としてSDGsにどのような形で取り組んでいますか。

 T&D保険グループは3つの生命保険会社、1つの損害保険会社で構成しており、それぞれ特徴がある保険事業を行っているのが強みです。生命保険では太陽生命が個人向け保険を中心に顧客は約200万人、大同生命は中小企業向けの保険を扱っており顧客は37万社に及びます。

 SDGsに関しては、2016年から始まった前の中期経営計画(2016~2018年)の時に、SDGsの17の目標に対し、当グループとして何ができるかを分析し、計画を立てました。その分析を踏まえ、2019年から始まる現在の中計では4つのサステナビリティ重点テーマを据え、実践しています。(1)すべての人の健康で豊かな暮らしの実現(2)すべての人が活躍できる働く場づくり(3)気候変動の緩和と適応への貢献(4)投資を通じた持続可能な社会への貢献――です。

 現中計がスタートしてから3年目に入りました。菅義偉首相は2020年10月に、2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする、カーボンニュートラルを目指すと宣言しました。社会のSDGsに対する要請や期待が大きくなっていると感じます。特にミレニアル世代やZ世代など若い人はサステナビリティへの関心が非常に高い。企業はSDGsに本気で取り組まないと事業活動を継続できないと感じています。これまで以上にスピード感を持って取り組まねばなりません。

――SDGsの機運が高まるなか、新型コロナウイルスの感染拡大という事態が世界を襲いました。コロナ禍はT&D保険グループの事業やSDGsへの取り組みにどう影響を与えましたか。

 コロナ禍への対応はまさにSDGsの活動といえます。本業の保険事業を通じて、当グループのSDGsの1番目のテーマである「すべての人の健康で豊かな暮らしの実現」という目標に向かって進んでいます。コロナ禍では生命保険の大切さを改めて感じる人が多く、保障ニーズが高まっています。本業である保険を通じて、皆さまの生活をお守りしたいと考えています。

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