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在宅で気づかない「サイレントうつ」 先進企業に聞く対処法 ニット広報/オンラインファシリテーター 小澤 美佳

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 テレワークは導入する企業が増え、新型コロナウイルス禍が収束しても働き方の一つとして定着しそうです。しかし、定着に伴い課題も見えてきました。そこで、国内外の約400人のリモートワーカーが、企業のバックオフィス系業務(人事、労務、営業事務など)をオンラインで代行するサービスを手掛けるニットの小澤美佳さんに、テレワーク先進企業だからこそ見える課題とその解決方法について寄稿していただきました。

 新型コロナウイルスの影響でテレワークという働き方が浸透し、通勤時間が減り心身の負担が減少し、家族との時間が増加するなどメリットを感じている方も多いだろう。しかし、それと同時に新たに「テレワークうつ」という言葉も生まれた。今回は「テレワークうつ」に付随した、自分も周囲も気づきにくい「サイレントうつ」とも呼べるケースについて原因や対応策をお伝えする。

 先日2回目の緊急事態宣言が発令されたが、1回目よりテレワークがある程度定着している企業も多いだろう。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、多様化する働き方の一例として今後もテレワークを推奨する企業は多いと私は考えている。

 誰にでも起こり得る「サイレントうつ」

 テレワークには「場所や時間に縛られず働ける」「通期時間がないので、ストレスが減る」「家族との時間が増える」など様々なメリットがある。

 しかし、それと同時にテレワークならではの不調があることを知っておかねばならない。私自身も昨年の緊急事態宣言中に「軽度の」頚椎椎間板ヘルニアや前髪が薄くなるなど身体への影響が発生した。

 その中でも知っておいていただきたいワードは「サイレントうつ」だ。これはオフィスとは異なり、自宅という周囲に人が少ない状態で行うテレワークで起こり、なかなか気付きにくい。

 私の周りでも、「在宅で仕事をすることで、長時間勤務になった」「誰ともコミュニケーションをとらず、孤独感を感じている」「仕事による極度のストレスが掛かっている人」「新型コロナウィルスを過敏に意識することによるストレス」「突然のニューノーマルへの移行によって心がついてこない」などの心理・環境のストレスの相談が来ており、結果として、「サイレントうつ」を引き起こしてしまう例も見られる。

 企業の対策としては、「テレワークが向かない人もいる」ということを考慮しながら、会社としての働き方の指針や組織としてのコミュニケーションの方法を決定していくのが良いだろう。

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