楽しい職場学

オンライン会議 笑いをノイズにするな 西武文理大学サービス経営学部専任講師 瀬沼文彰

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 インフラが整うまで、私たちは、これまでの対面のコミュニケーションのみにこだわらず、オンライン会議の機能を上手に用いたり、パソコンのリテラシーとそれらを組み合わせて活用していくべきだろう。例えば、会議の目的や参加者の関係性によっては、コミュニケーションそのものを重視するために、オンライン会議に参加する人数について検討したり、会議参加者を分割できるブレークアウトセッション(ZOOM)などを用いコミュニケーションを行いやすい人数に分散し、そこでの意見を吸い上げる仕組みを作ったりしている。また、ホワイトボード機能を用いて、全員で同時に書き、それ見ながら話し、再び書くといったハイブリッドな仕組みもある。このような新しい会議のスタイルは、既に様々な組織で行われている。

 こうした新しい会議の模索ももちろん重要だが、同時に、そのような新しい会議のスタイルのなかにも笑いを作ろうとする意識や個人のちょっとした余裕さは、組織の関係性を強化し、楽しい職場を作り、巡り巡って、生産性の向上や新しいアイデアの創造などにつながっていくのではないだろうか。

瀬沼文彰(せぬま・ふみあき) 西武文理大学サービス経営学部 専任講師
日本笑い学会理事、追手門学院大学 笑学研究所客員研究員。1999年から2002年まで、吉本興業にて漫才師としてタレント活動。専門分野は、コミュニケーション学、社会学。研究テーマは、笑い・ユーモア、キャラクター、若者のコミュニケーション。単著に、『キャラ論』(2007、スタジオセロ)、『笑いの教科書』(2008、春日出版)、『ユーモア力の時代』(2018、日本地域社会研究所)など。

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