フィッシング詐欺に気をつけろ!

コロナ禍で被害増 アマゾン・LINEかたる詐欺メール JPCERTコーディネーションセンター 吉岡 道明、平塚 伸世

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LINEをかたるフィッシングメールとフィッシングサイトの例

 本記事の公開時点でのLINEをかたるフィッシングは、アカウントの乗っ取りを目的としているものが多く、以下のように違う端末でログインするために必要な情報を盗み取ろうとします。アカウントを乗っ取られると、友達にプリペイドカード購入を依頼する詐欺メッセージを送る、という事例が確認されています。知り合いからのメッセージなので、信用されやすいという点を悪用しています。友達にも被害が及ぶため、注意しましょう。

 上記はLINEをかたるフィッシングメール(上)とリンク先へアクセスして表示されたフィッシングサイト(下)です。日本語として違和感がある文章ではありますが、信じてしまい情報を入力してアカウントを乗っ取られたかたも少なくありません。普段はアプリで利用しているため、ログイン画面を覚えていないかたも多いと思いますが、色やロゴから、この画面を信用してしまうかたも多いと思います。

【参考】LINE

・LINEへの不正ログインに対する注意喚起

https://linecorp.com/ja/security/article/251

■もしフィッシングサイトに情報を入力してしまったら

◎ID/パスワードを入力してしまった場合

・すぐにパスワードを変更する
・同じID、パスワードを使いまわしている他のサービスについても、変更する

 他のサービスで同じメールアドレスをIDとして使用している場合には、推測されやすい安易なパスワードを使用していないか、あらためて確認し、必要に応じて変更してください。

◎クレジットカード情報を入力してしまった場合

・すぐにクレジットカード会社の紛失、盗難の窓口へ連絡し、利用停止と、必要に応じてカード再発行の手続きを行う

 クレジットカード情報とは、カード番号、有効期限、氏名、セキュリティコード等のことを指します。連絡先はクレジットカード会社の正規のホームページやクレジットカード裏面に電話番号が記載されています。通常 24 時間対応ですので、フィッシングサイトに情報を入力してしまったことを伝えて、クレジットカードの利用停止と必要に応じてカード再発行の手続きを行ってください。

 フィッシングサイトにクレジットカード情報を入力した時点では気が付かず、不正利用されてから気がついた場合にも、被害を食い止めるために、すぐにカード会社へ連絡しましょう。カードによっては被害補償がついていますが、一定期間より前の被害は補償されません。

またクレジットカードの署名欄に署名をしていない場合は、保証の対象外となる可能性がありますので、オンラインショッピングなどのインターネット上での決済にしか利用しない場合でも、カードには必ず署名をしておきましょう。

◎インターネットバンキングの認証情報を入力してしまったら

・すぐに金融機関へ連絡する

 フィッシングサイトにインターネットバンキングの認証情報を入力すると、即座に別口座に送金されてしまう可能性が高いので、休日や深夜などの窓口の対応時間外は金融機関と連絡が取れず、被害を食い止めるのが難しくなります。必要な情報をすぐに金融機関に連絡できるよう、送金先の口座情報など、確認しておきましょう。金融機関のホームページまたは一般社団法人全国銀行協会に掲載されている窓口に、できるだけ早く連絡し、最寄りの警察署へも連絡してください。

・一般社団法人全国銀行協会 金融犯罪に遭った場合のご相談・連絡先

https://www.zenginkyo.or.jp/hanzai/information/

■被害の届け出、相談

実際に、入力した情報が悪用されるなど、フィッシングによる被害が発生した場合は、最寄りの警察署のサイバー犯罪相談窓口へ相談し、状況に応じて被害届を出すなどの手続きも行ってください。金銭的被害を補償する条件として、警察への届け出が必要な場合があります。

・都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧

http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm

また、金銭的な被害や払い戻し、補償などについてトラブルが発生した場合は、消費生活センターで相談してください。

・消費生活センター

http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

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