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台湾の新興ブランド、日本留学で得たヒントで逆進出

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 ――シャンパンは日本でもさまざまな飲まれ方が進んでいますが、すしや天ぷらにはおいしいが、中華料理には合わないとされています。

 「台湾は歴史的に東西南北に交流する文化の交差点で、それが台湾の豊かな食文化を形成してきた。味や素材の変化に富み、一つの料理に肉も魚も入っていることもある。実際に試してみると赤・白ワインでなくシャンパンが一番合うようだ。9月末に東京で『富錦樹台菜香檳』をオープンするので確認してほしい」

 ――日本のWDIとの合弁で、富錦樹グループとしては初の海外進出ですね。『食』に続く台湾ブランドは何を考えていますか。欧米市場はどう見ていますか。

 「日本では食器などの雑貨をPRしていく。カップなどは昔からの素朴なイメージが強いが現代的なデザインを施して提供する。米国への出店は2021年を目標にしている」

 ――成熟した台湾市場を日本企業が開拓するポイントは何でしょう。

 「台湾人の6人に1人が日本旅行をした計算になるほど海外先として人気があり、SNS(交流サイト)も盛んでリアルタイムの日本を知っている。日本で流行しないものは台湾でも受け入れられないだろう」

 「台湾の消費動向は二極化しつつある。ユーザー層を見極める必要がある。日本で評判の高い焼き肉店は1人当たり単価は高価だが台北でも流行している」

 ――国際的なキャッシュレスの流れにはどう対応しますか。

 「台湾のスマホの普及率は高いが、決済手段は紙幣中心で、キャッシュレス化はまだ遅れている。富錦樹グループでは現地の台湾ソフト企業と提携して電子マネーのオンラインシステムを開発した段階だ。10%オフなどのクーポン券を送信することから始める。将来のキャッシュレス化を想定して効率性を高めていく」

(聞き手は松本治人)

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