ビジネス書の目利きが選ぶ今月の3冊

2019年後半、タイム・マネジメントを見直す3冊 橋本忠明・「TOP POINT」編集長

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 2019年も早くも後半に入った。年々時間の過ぎるのが早いと感じる読者の方も多いだろう。タイム・マネジメントはビジネスパーソンにとって永遠の課題だ。時間管理に関する古典的名作から振り返りたい。

■『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』(メリル・ダグラス/ドナ・N・ダグラス著)

 ――最初の1冊は米国の「タイム・マネジメント・センター」所長と、同センターで仕事の効率化に関して40年以上も研究してきた心理学者による共著です。

 「四半世紀以上読み継がれているロングセラーが『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』(日本新聞経済出版社)です。大事な仕事をついつい後回しにしてしまう引き延ばし癖の克服法などが示されています」

 「まず『時間日誌』を推奨しています。朝から自分の行動ひとつひとつの時刻と所用時間を記録するものです。15分単位で記録し、5段階に分けて重要性を評価します。電話や不時の来客などで邪魔が入った場合は、それも記入しておきます。最後に(1)今日は何がうまくいったか?(2)最優先課題には何時に取りかかったか? (3)今日の時間浪費の3大要因は何だったか?――などを自問します」

 「時間日誌で自分の時間の使い方が明らかになれば、次は貴重な時間をどのように使うのかという『週間計画』を立てます。何をやるか、いつやるか、誰がやるか、などを優先度とともに考えます」

 「週末には翌週の目標もノートします。私たちは計画を立てる時には楽観的で、たいていの場合、仕事に要する時間を少なく見積もります。そういう間違いを防ぐために計画を具体的な行動に分割し、その完了時間を見積もることが大切なのです」

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