泉田良輔の「新・産業鳥瞰図」

PayPayが火を付けたキャッシュレス決済戦争が向かう未来(中) テクノロジーアナリスト/GFリサーチ 代表 泉田良輔

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 前回は、ソフトバンクグループのPayPay(ペイペイ)、LINE(ライン)のLINE Pay(ラインペイ)、メルカリのメルペイといったキャッシュレス決済サービスが注目されている背景を説明した。今回は国内で最近提供が始まった(一部は開始予定)各社のキャッシュレス決済サービスを分類することで「○○ペイが乱立していてわかりにくい」という疑問に答えたい。

キャッシュレス決済サービスをプレーヤーをもとに4グループに分類

 ここでは、キャッシュレス決済サービスを、それを手がけるプレーヤーをもとに4グループに分類して説明しよう。

 第1グループは、ネットサービス事業者が手がけるサービスで、「PayPay」「LINE Pay」「メルペイ」「Amazon Pay(アマゾンペイ)」「楽天ペイ」を挙げた。ここでは「サービス系」と呼ぶことにしよう。第2グループは通信キャリアが手がけるサービスでNTTドコモの「d払い」やKDDIの「au Pay」を挙げた。ここでは「通信キャリア系」と名付けた。第3グループはみずほ銀行の「J-Coin Pay(ジェイコインペイ)」やゆうちょ銀行の「ゆうちょPay」など銀行が手がけるサービスでここでは「銀行系」と呼ぶ。第4グループはフィンテックスタートアップ企業が手がけるサービスで「独立系」と名付けた。

 キャッシュレス決済戦争の大きな流れを把握するため、ここでは第1~第3グループにフォーカスして説明する。

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