泉田良輔の「新・産業鳥瞰図」

PayPayが火を付けたキャッシュレス決済戦争が向かう未来(上) テクノロジーアナリスト/GFリサーチ 代表 泉田良輔

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 スマートフォンを活用した新たなキャッシュレス決済サービスが急増している。多くは「○○ Pay(ペイ)」という名称で、スマホに表示したバーコードやQRコード(2次元バーコード)を店舗側がバーコードスキャナーで読み取ったり、店舗側で用意したバーコードなどをスマホで読み取ったりして支払いを行う。ユーザーは持ち歩く現金を減らすことができ、店舗側は支払いの際に現金をやり取りする必要がなくなる。

 しかし、日本ではそうしたスマホを活用したキャッシュレス決済サービスに先駆けて、「電子マネー」と総称されるキャッシュレス決済サービスが多くの人に利用されてきた。「楽天Edy(エディ)」や「Suica(スイカ)」をはじめとする非接触型ICチップを活用した決済サービスが代表的だ。

 そのため、「なぜ今、改めてバーコードやQRコードを使ったスマホ決済サービスが騒がれるのかわからない」という人も多いだろう。「そもそも“○○Pay”が、多すぎて違いがよくわからない」「キャッシュレス決済サービスは今後、どれが主流になるのか知りたい」という声もよく耳にする。

 そこで今回は、日本の現状を簡単に整理したのち、日本のキャッシュレス決済サービス戦争がどこに向かうのかについて3回にわたり考えてみたい。なお、以下では、非接触型ICチップの活用を含む広いキャッシュレス決済サービスを「キャッシュレス決済サービス」と呼び、バーコードやQRコードを使ったスマホ決済サービスを「スマホコード決済サービス」と呼ぶ。

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