BizGateリポート/経営

糸井重里×藤野英人の「場」ビジネス 日経CNBC20周年対談イベントから

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

「藤野流 経営トップ判定」ここがポイント

 企業の命運を握る経営者の資質をどう見抜くか。改めて藤野社長に聞いた。

 「経営者に必ず質問するのは「社長のビジョン、ミッションは社員に浸透していますか ? 」です。イヤな質問ですね(笑)。ビジョンやミッションの価値は、社員が信じていたり大事なことだと認識していないと絵に描いた餅です。「浸透しています」と答えたトップには「どういった方法で浸透させてきましたか」と細かく聞いていきます。朝礼か、メールか、合宿か。言葉は劣化しやすいので、どう工夫して伝えているか。ちゃんと答えられる経営者は間違いないと言ってよいでしょう」

 「社長の仕事は最終的には2つに絞られると考えています。お金が流れて詰まることがない資金調達と、従業員に気持ちよく仕事させることです。ビジョンやミッション自体には正解がありません。何度も倦(う)まずに語り続ける、トップの思いを伝える真剣さが大切です。「あなたにとって従業員とは何ですか」「お客さまはどんな位置づけですか」とも聞きます。土・日に何をしていますか?という質問もします。瞑想(めいそう)なのか、静養なのか、取引先とのゴルフなのか――。これも正解はありませんが、経営トップのひととなりが分かります」

 「創業社長はサラリーマン社長的な仕事を持っているか、逆にサラリーマン社長はいかに創業社長的なマインドを持っているかが大事です。創業社長の良さはオーナーシップと即断即決ですが、間違っていたときにほかの人が止めるのかというガバナンスの問題が残ります。リスクヘッジやコーポレートガバナンスをどう考えているかを質問します」

 「サラリーマン社長はリスクヘッジして問題なければ合格と思っていないか。リーダーシップを取って社員を前進させていく意識をみます。会社も人も変わります。経営者に浮き沈みがあり、先入観だけで判断せずに定期的に会うようにしています」



閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。