変革のカギを握る「コラボレーション主導型CMO」とは

コラボレーション主導型CMOが担う四つのミッション アイ・エム・ジェイ 執行役員 山本 崇博

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コラボレーション主導型CMOの四つのミッション

 ここまで、アクセンチュアの調査リポートをもとに、一貫した顧客体験の提供に向け、いかに組織のコラボレーションを推進することが重要であるかについて述べてきました。

 最後に、コラボレーション主導型CMO、すなわち「これからのCMO」に求められる四つのミッションを説明します。

1.顧客インサイトを「Cクラス」に浸透させる

 CMOは顧客のことを最も詳しく把握して、Cクラスの役員が顧客インサイトを常に知っている状態を作り出しましょう。

2. 企業内でコラボレーションを主導する

 顧客インサイトに基づき、事業全体をチェックしましょう。最高の顧客体験を提供するために、各Cクラスの連携を行う必要があります。

3. 顧客ニーズに合わせた、統合されたテクノロジーを用意する

 最高の顧客体験を提供するためには、統合されたテクノロジーが絶対に必要になります。常に顧客インサイトの把握が可能な状態を作り上げ、最適なコミュニケーションをとることを可能にするテクノロジーの整備を関係者とともに実現しましょう。

4. イノベーション文化を創造する

 イノベーションを追求する企業文化を作り上げるため、従業員全員が顧客インサイトを把握し、事業部を横断して、顧客に最高の体験を与えたいと思える空気を作りましょう。

 あらゆる接点での一貫した顧客体験がブランドを作る時代、CMOおよびマーケターは、この「コラボレーション」というキーワードを受けて、どこまで企業価値を上げられるのかが問われているのです。

 次回からは、こうしたコラボレーション主導型CMOの考え方を日本企業に当てはめて見ていこうと思います。

山本 崇博(やまもと・たかひろ)
アイ・エム・ジェイ 執行役員 マーケティング アナリティクス&サイエンス本部長
2005年、株式会社アイ・エム・ジェイ入社。データ分析・最適化のコンサルティングを担うMarketing & Technology Labs(MTL)の立ち上げより、マーケティングコンサルタントとしてROI最大化支援に従事。その後、外資系広告代理店や事業会社を経て、2012年より再びIMJに入社し、通信、放送、流通、 教育、金融など多業種にわたるクライアントのデジタルマーケティングを支援している。

キーワード:経営・企画、営業、経営層、管理職、プレーヤー、マーケティング

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