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令和を迎える大型連休前後の株式投資戦略と注目テーマ 経済アナリスト 田嶋智太郎

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 本連載の前回更新分では、いくつかの適切な指摘ができたものと自負している。

 まず、日経平均株価については、3月初旬に、昨年10月高値から12月安値までの下げに対する半値戻しの水準(=2万1698円)をいったん達成したことなどから「しばしの日柄調整が必要になる可能性が高い」と指摘した。そして案の定、日経平均株価は3月5日以降しばしの調整局面を迎えるに至り、今振り返れば3月末あたりにようやく底入れ・反発することとなった。

 また、仮に上値を追う展開になったとしても「次の重要な節目である200日移動平均線(200日線)が当面の上値を押さえる役割を果たす可能性が高い」とも指摘した。実際、本記事執筆時点においてもなお200日線は一つの上値抵抗として意識されており、同線をクリアに上抜けるには至っていない。つまり、ここではテクニカル分析に基づく当面の予想が見事に的中したということであり、その点は今後の参考にしておきたい。

 とはいえ、足下では3月4日につけた高値=2万1860円を一時的に上抜ける場面も垣間見られており、3月中にいく度か2万1000円割れの水準を試す低調な場面があったことを考えれば、それなりに善戦しているとも言える。その原動力となっているのは、前回更新分でも指摘したように「半導体関連を中心とした電機、機械セクターにおける株価の復調」であり、その背景には「米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の強気が継続している」という非常に重要なファクターがある。

 その実、なおも本記事執筆時点のSOX指数は強気の流れが継続しており、東京市場では東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコなどといった半導体関連銘柄の株価がすこぶる好調に推移している。

 その勢いは、場合により日経平均株価を節目の200日線や2万2000円の大台より上方に押し上げてもおかしくないと思わせるような状況となっているが、果たして今後も全体に強気の流れは継続し得るのか。また、おおいに気になる4月下旬からの超大型連休(10連休)に相前後して相場は何らかの変調を来すのか。さらに、大型連休後の株式相場で特に注目されるテーマにはどのようなものがあるのか。ここで、それぞれの関心事についてあらためて考察し、おおいに今後の展開を予想しておきたい(図表1)。

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