プロ野球 平成名勝負

イチローは次世代の名監督になれるか 最強管理職=名監督ランキング・ベスト5(下)

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 1度はプロ野球の采配を振るってみたいと思う読者の方は少なくないだろう。しかしプロ野球の監督は、一癖も二癖もある選手たちを率い、時には親会社の意向も推察せねばならぬ中間管理職でもある。平成の名監督は誰か。さらにその先の名将候補は。「プロ野球 平成名勝負」(日本経済新聞出版社)の著者、篠山正幸・運動部編集委員に引き続き聞いた。


<平成名監督ベストファイブ>

 1位:落合博満 現役時代は3度の3冠王。2004年から11年まで中日監督(8年)。リーグ優勝4回、日本一1回。

 2位:野村克也 日本野球史を代表する名捕手。戦後初の3冠王。監督歴は南海、ヤクルト、阪神、楽天で計24年。リーグ優勝5回、日本一3回

 3位:仰木彬 西鉄黄金時代の2塁手。近鉄、オリックスで計11年。リーグ優勝3回、日本一1回。

 4位:森祇晶 「V9の頭脳」と呼ばれた巨人の名捕手。西武、大洋で11年。優勝8回、日本一6回。

 5位:星野仙一 中日のエース投手。中日、阪神、楽天で計17年。北京五輪日本代表監督も務める。リーグ優勝4回、日本一1回。

 次点:原辰徳 巨人の4番打者。巨人監督を通算12年。リーグ優勝7回。日本一3回

 ――上編は落合、野村、仰木の3監督を分析してもらいました。4位は森祇晶監督です。

 連覇に必要なのは、最悪のケースを想定しながら戦うことです。森監督は危機管理の名人でした。まず3連覇、1989年こそ近鉄に譲ったものの90年から5連覇です。あれだけの選手がそろっていれば、誰でも勝てると言われましたが、プロ野球で勝ちきるのは容易ではありません。

 特に清原和博選手をルーキー時代から中軸に置いて勝ち続けたのは、誰もができる芸当ではないでしょう。いきなり清原を1軍レギュラーで使ったのは、恐らく堤義明オーナーの気持ちをくんだ面もあったのでしょう。

 球場に足を運んでくれたお客さんには申し訳ないが、はっきり「捨てゲーム」をつくったのも森監督です。その代わり肝心な試合は必ず勝っていました。ファンが一番求めているのはチームが優勝することだと知っていました。

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