小さなサービス産業の高付加価値経営

「デセール」でスイートのコース料理 日本政策金融公庫総合研究所 主任研究員 藤田 一郎氏

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

 世田谷区の住宅街にひっそりと店を構える「Dessert le Comptoir (デセール・ル・コントワール)」では、旬の果物をふんだんに使ったデザートのフルコースを楽しむことができます。甘党のハートをつかんで離さないこのお店、予約がめったに取れません。

  〈Lapin.douxの概要〉

代表者   吉崎 大助
創 業    2010年
所在地   東京都世田谷区深沢5-2-1
従業者数  1人
事業内容  デザート専門レストラン

他業界の手法にヒントを得る

 「カウンターのデザート」という意味の店名が示すように、店の最大の特徴は、カウンター越しにデザートを提供する飲食スタイルです。厨房の前にカウンター席が6つあり、オーナーシェフの吉崎大助さんが、目の前で調理します。出来立ての料理はもちろんのこと、調理の過程も楽しめます。2013年からは7皿で構成されるデザート中心のコース料理にメニューを絞り、1日2組までの完全予約制で営業しています。

 吉崎さんは都内の高級フレンチ店でパティシエをしていました。デザートはコースの最後を彩る重要な一品です。味や盛り付けで客の舌と心を満たすことに情熱を注いできましたが、大店舗だったため厨房とホールが離れており、食事の様子を見られない点が、唯一の不満だったそうです。料理で感動を提供し、その瞬間を客と分かち合いたい。こう考えた吉崎さんは、すし店やバーにヒントを得て、カウンター形式のデザートレストランを開くことにしたのです。

閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。