先読み&深読み 経済トレンドウォッチ

2019年の株式相場は基本強気!有望視されるテーマや業種もチェック 経済アナリスト 田嶋智太郎

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

 既知のとおり、2019年の日本株は大発会の日(1月4日)の日経平均株価が昨年末終値比で一時700円超の大幅安となるなど、まさに大波乱の幕開けになった。とはいえ、同じ日の米ニューヨーク(NY)市場では、NYダウ工業株30種平均(NYダウ平均)が前日終値比で746ドルのプラスと大幅高を演じ、週明け7日、8日も連続して値を上げるなど、足下では一頃とは一転してリスクオンのムードに傾きつつあることも事実である。

 大きかったのは、やはり米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が4日の講演で、世界的な株安の連鎖を受けて「金融政策を柔軟に見直す」と発言したことに加え、7日から始まった米中次官級通商協議の進展に対して市場がおおいに期待を寄せたことである。思えば、米利上げ継続の可能性と米中通商協議の先行き混迷懸念といったものが、昨年末の日米株価を大きく下押しさせる元凶となっていたわけであるから、その両方あるいはせめて一方だけでも材料性が弱まってくれると、市場全体のムードはだいぶ改善されやすくなるというものだ。

 とまれ、NYダウ平均は昨年12月26日の安値=2万1712ドル、また日経平均株価は同じ日の安値=1万8948円を当座のボトムとしている。少し振り返れば、年明け3日に一時的にも1ドル=104円台まで大きく円高方向に傾いた対円でのドルも持ち直した。

 このように新年早々から大きく揺れ動く金融相場全般であるが、果たして2019年を通じた展開は一体どのようになって行くのだろうか、そのなかで有望視できるテーマやセクター・業種とは一体どのあたりか、年頭にあたってじっくりと考察しておきたい。今月の要点を図表1にまとめた。

閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。