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40代からの上手な東洋医学の利用法 「鍼灸Meridian烏丸」中根一・院長に聞く(下)

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 街中でもオフィスでも、マスク姿がめっきり増えた。中高年のビジネスパーソンにとっては、ウイルス感染しない、感染しても発症しない体質作りがポイントだ。東洋医学は「未病」を治すのが基本。40歳からの世代が東洋医学とどう上手に付き合っていくか。「世界基準のビジネスエリートが実戦している 最強の体調管理」(KADOKAWA)の著者、中根一・「鍼灸Meridian烏丸」院長に聞いた。

「未病」を治すのは仕事のための必要経費

 ――40歳を超えたあたりから、若いときと疲れの回復具合が変わってきたのは、誰でも経験します。

 人は老いに逆らうことはできませんが、老化と疲労によって起きる急激な老け込みは予防できます。東洋医学では年齢以上に若々しく健康的に、心身のパフォーマンスを発揮させる方法を1人1人に適応した形で施術するのが基本理念です。

 ――東洋医学と西洋医学はどこが違うのでしょうか。

 東洋医学も西洋医学も環境、生活習慣、身体・病気についての学問であることは同じです。違いは「哲学と科学」、「一生と罹患(りかん)時」、「未病治と治療」という考え方の違いです。罹患する前に体の手入れすることや、今の病気がより悪化して次の病気を生まないように抑えることを「未病治」と呼んでいます。

 東洋医学の養生とは、「腎」を温存するセルフケア習慣です。体の養生不足を「腎虚」と呼んでおり、これを防ぐことが大事です。体の働きを支える基礎体力が弱まることで現れる「老化・疲労・生殖・髪・耳・足腰・くすみ」などの変化が腎虚のサインです。

 ――「未病」であることはビジネスパーソンにとって重要です。

 病気に罹(かか)ってから治療を受けるのでは、仕事を休まなければなりません。病気に罹らないように自分のリスクヘッジを意識している方が多くなってきています。ある経営幹部の方は「未病治は良い仕事をするための必要経費だ」と話していました。自分の体が持っているパフォーマンスのチェックと維持のために、月に1回の通院が上手な東洋医学の利用法だといえます。

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