商社マンおすすめ!海外ビジネストリップの必需品

東南アジアで華僑と長い価格交渉、地方のトイレに困惑 福泉 正弘、文・構成:八鍬 悟志

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 外国人が多く物価が安いため、ビジネストリップであれプライベートトリップであれ、何かと旅行しやすい国、タイ。その首都であるバンコクでは、一極集中による急速な都市化が進んでいる。そんなタイをはじめとする東南アジア各国への出張におけるマストアイテムは、トイレ用携帯シャワーとアルコール除菌ウェットティッシュである。

タイの首都バンコクは宿泊施設のバリエーションが豊富

 発展を続ける東南アジア各国の中でもタイのバンコクは、観光産業を軸とした都市化が進んでいることで知られる。宿泊施設のバリエーションも豊富で、1泊500円ほどのゲストハウスから同5万円を超す高級ホテルまでさまざまな選択肢がある。それでいて料金は総じて安く、日本のビジネスホテルと同等のグレードを希望する場合、立地にもよるが、1泊1200バーツ(約3600円)も払えばよいだろう。

 私はここ数年、外国人居住者の多いスクンビット(スクムウィット、スクムビットとも言う)通りのホテルを定宿にしている。この通りは、国道3号線の一部になっており道幅が比較的広い。また、通りの上には高架鉄道「スカイトレイン(BTS)」のスクンビット線が走っており、繁華街のあるサイアム駅まで乗り換えなしで行ける。バンコクの東に隣接するスワンナプーム国際空港にも比較的近い。

 一方、バンコクの中心部からやや西に寄ったところには世界中からバックパッカーが集まる安宿街、カオサン通りもある。この通りは駅から遠く交通が不便なものの、安価なゲストハウスが軒を連ねているほか、土産物や日用品、飛行機やバスのチケットなどが安く手に入る。安さを求めるならばここに宿をとることも選択肢としては考えられる。

 私が初めてカオサン通りに宿をとった20年前は、旅行者が違法なマリファナに手を出して逮捕される事件があった(最高は死刑である)が、今ではすっかり治安も良くなり、安全で清潔な宿も増えている。必ずしもバックパッカーだけのものではなく、地元の若者も集まるようになっており、ビジネスパーソンが宿をとってもおかしくはない。

 とにかくバンコクには宿が無数にあるため、選択に迷うことが多い。どこで商談を行うかにもよるが、慣れないうちは前述のスクンビット通りか、「バンコクの渋谷」とも呼ばれるサイアムスクエア周辺を私は勧める。

 東南アジアのビジネスでは、中国から移住してきた中国人やその子孫である華僑(かきょう)を相手にすることがある。バンコクは東南アジア最大のチャイナタウンを持つことでも知られるほか、マレーシア、シンガポールなどでも華僑は元気である。

 とはいえ華僑との商談は正直、骨が折れる。価格交渉がとにかくシビアなのだ。「挨拶の前にプライスの話をする」という笑えない冗談が通用するくらい、華僑は価格に厳しいという印象を持っている。

 実際、価格交渉が予定時間に収まらず、私の滞在するホテルに場所を移して商談を続けた経験もある。もっとも、華僑と言っても色々なパーソナリティーを持った人がおり、ひと言で表わすのは危険だと思う。良い人も悪い人も、利口な人もずるい人もいる。「華僑」という以前に「人間」であることは間違いない。

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