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香港グルメ、「イノベーション」の40年

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グルメ首位は香港、微差で東京・シンガポール追う

 「ヒトサラ」前副編集長で現在「フーディーズ・アジア」を主宰する杉浦裕氏は「リーマンショック以降、グローバル経済が各地域で発展したのとともにアジアが注目されている」という。杉浦氏は国際グルメシティーとして東京、シンガポール、香港の3都市を挙げる。「2018年の時点で判断するならば微差で香港が首位」と杉浦氏。海外からの進出も少なくない。野心的なシェフらとっては、ヒト・モノ・カネを香港で自由に動かせることが大きな魅力なようだ。

 現在の香港グルメをけん引しているのは、広東料理ばかりではない。タイ料理で初めてミシュランのひとつ星を獲得した「NAHM(ナーム)」の豪州人シェフ、デビッド・トンプソン氏は、この9月に香港に進出した。ストックホルムの2つ星レストラン「フランツエン・レストラン」が初の海外進出先として選んだのも香港だった。一方、台北の1つ星「MUME」はカナダ国籍・香港育ちの有名シェフが腕を振るっているという。

ビジネスパーソンが行くべき香港レストランBEST10

 以下は杉浦氏が薦める「ビジネスパーソンがおさえておくべき香港レストランBEST10」だ。(写真撮影=杉浦裕、(C)foodies-asia.com)

 1・「アンバー」 アジアで5本の指に入るフレンチ。料理、サービス、空間の質などまったくスキがない。

 2・「フランツエン・キッチン」 最近注目されている北欧料理の最高レベルを堪能できる。

 3・「唐閣(タン・コート)」 ミシュラン3つ星の広東料理店。仏料理などの影響を受けたきらびやかで美しい盛り付けの料理が特徴。珍しく1人用のフルコースがあるので出張の際にも便利。

 4・「Aaharn」 タイ料理を提供するデビッド・トンプソン氏の最新店。

 5・「嘉麟樓(スプリングムーン)」 伝統と格式のペニンシュラホテル内の中国料理店。歴史も長く、あまりに有名な店だが、実は地味に時代に味をアジャスト。高級食材を使った王道料理と現代的な軽めの調理を違和感なく織り交ぜる。

 6・「口利福(ホーリーフック)」 新感覚でおしゃれなインテリアでグローバルなチャイニーズを提供。バル感覚で楽しめるカジュアルさ。

 7・「RONIN(ローニン)」 「酒サムライ」の称号を持つソムリエと米ニューヨークで修行したシェフのカナダ人コンビによる和食。海鮮を中心とした本格的な料理。

 8・「ネイバーフッド」 仏料理界の巨人アラン・デュカス氏のもとで修行した香港人シェフの店。仏料理本来の素材の濃厚さ、塩のミネラル感を旨さとして体験できる。

 9・「大班樓(チェアマン)」 広東料理のなかでも、素材の味のみを生かすシンプルさの極みともいえる料理を追求。非常に洗練されていて、プロの料理人にファンが多い。

 10・「カプリス」 健康志向の軽い味付けの方向にカジを切って、評価を高めているのがフォーシーズンズホテルのフレンチ。シェフが数年前に代わって以降、アジアの名店の1つに。

(松本治人)

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