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近未来型のグローバル企業は香港を目指す

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協力・香港特別行政区政府

 香港マーケットへの多彩なアプローチが加速している。金融と観光、美食の街ばかりではない。香港1人当たり名目GDP(国内総生産)は,約540万円と日本を上回り、5年後には約20%増加するとも予測されている。東京から空路約4時間の距離にある、一大消費市場でもあるのだ。近未来のグローバル企業にとっては、欧米市場もにらんだ欠かせぬジャンピングボードでもある。最新のケースを追った。

日本より高く価格設定しても行列絶えず

 眼鏡専門店「JINS」を運営するジンズが香港・九龍地区の大型ショッピングモールに進出したのは、この9月下旬。オープンから約1カ月後の現在も、オシャレな眼鏡アイテムを求める香港人の行列が続いている。売り上げは当初計画を大幅に上回るという。同社の山脇幹也IR室長は「香港人がブランド好き。日本製品の良質でお手ごろな価格というのが受け入れられている」と分析する。

 「JINS」は既に中国本土に約140店舗を展開しているが、香港1号店では木目を生かした落ち着いた雰囲気を醸し出すなど中・高所得者向けの演出を凝らした。日本ならばレンズや眼鏡フレームなどワンセット約7400円でそろえられるが、香港店では約1万2000円と高めに設定した。それでも購買者の列は絶えない。

 来店者が店内で眼鏡を試着した写真を携帯電話に転送サービスも始めた。利用者は素早くSNS(交流サイト)に自分の写真をアップできる仕掛けだ。ジンズは香港エリアで今後3年間に10店舗を展開するという。

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