長島聡の「和ノベーションで行こう!」

ビッグデータで移動を快適・安全に 第20回 スマートドライブ 北川烈CEO

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AIと好相性、投資さらに

長島 先ほど、日本のために海外に発信したいとおっしゃりました。弊社の「みんなで動こう」という取り組みも、北川さんの取り組みと一緒にビジネスモデルをマニュアル化して東南アジアに持っていけるのではないでしょうか。

 人工知能(AI)の活用と、若者の採用について、もう一度詳しく教えてください。

北川 AIに関しては、まさに弊社の事業とすごく相性がいい技術だと思います。弊社は1つの車から最大50種類ぐらいのデータを毎秒何回というペースで取っていて、それを組み合わせて30万通りぐらいの分析をして事故のリスクにどう影響するか、残価にどう影響があるかなどを調べます。そういう大量のデータを、外から見るとよく分からないけれど分析すると相関関係がある、と調べるAIはとても弊社の事業と相性が良いと思います。まさにそこに投資して、人も採用して力を入れている分野です。

 若者というか、人材についてお答えします。まず大前提として、働いている人が、弊社だけでなく、外に行っても使えるスキルを身につけたり、自分の時間を投資してよかったと思ってもらえたりする経験になればいいな、と思っています。そのためには技術的に面白いだけではなく、業界として伸びている、ということも重要で、モビリティーの分野はうってつけです。働きがいについては、お金や名誉と、やりがいを両立させることに意味があると思っていますので、社会的に意義があるから、300万円の年収で頑張ってね、というのはサステイナブルではありません。社会的意義があることをやりつつ、ちゃんとお金も稼ぐという継続的な仕組みが求められているのではないでしょうか。

長島 辞めようとする人材を引き留める方法はありますか。

北川 私が意識しているのは早く気づくというところだけです。できるだけコミュニケーションをとって早く気づく。「辞めたいです」といわれたら、もう無理だと思っていますので。そこまでいったら無理に引き留めるより、お互い良い関係性を続けながら次に何かご縁が回ってくればいいなというスタンスです。その人の将来のためになることをしたほうが、結果として自分たちのためにもなると考えています。

長島 仕事でご一緒したいだけでなく、マラソン大会にも応援に行きたくなりました。今回はありがとうございました。

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