長島聡の「和ノベーションで行こう!」

ビッグデータで移動を快適・安全に 第20回 スマートドライブ 北川烈CEO

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 日本型のイノベーション=「和ノベーション」を実現していくには何が必要か。ドイツ系戦略コンサルティングファーム、ローランド・ベルガーの長島聡社長が、圧倒的な熱量を持って未来に挑む担い手たちを紹介していくシリーズ。第20回は自動車などのモビリティーから収集した情報を活用するスマートドライブの北川烈最高経営責任者(CEO)です。

世の中を「賢く」ドライブ

長島 弊社社員の提案で、北川さんを食事にお誘いしました。その時に元垣内広毅執行役員も紹介いただき、一緒に仕事してみたいなと思いました。まず、スマートドライブのサービスや事業内容を教えてください。

北川 社名からは車の運転、ドライブをイメージされがちですが、世の中を賢くドライブしたい、特にモビリティーを良くしていきたい、という思いで事業に取り組んでいます。自動車そのものよりも、あくまでも「移動の進化」といったところに軸足を置いているため、役員の元垣内は車の免許を持っていませんし、私は免許はありますが車は持っていません。

 我が社は移動体としての車につけるセンサーを開発していて、車のソケットなどに差し込んで最大50種類ぐらいのデータを取得し、リアルタイムに処理する技術を持っています。提供するサービスは、例えば運転の事故リスクなどを分析して、保険会社と組んで保険をつくる、物流会社がどうモノを効率よく運べるかというルートを最適化する、車で営業活動している企業にカーシェアを薦めるとか、安全運転を啓蒙して事故を減らそうなど、そういう内容です。最近だと、SmartDrive Families(スマートドライブファミリーズ)という高齢者の見守りサービスでどのくらい事故リスクがあるか、安全運転しているかというデータを見守る側の家族などに提供しています。SmartDrive Cars(スマートドライブカーズ)という個人向けのコネクテッドカーリースのサービスでは、事故リスクと残価の予測をしています。

 コアとなるのは、車から集めたセンサーを時系列で処理していく技術です。それを使って、高齢者の見守りから物流、車両管理まで事業を展開しています。

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