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27年ぶりの高値水準に到達した株価は年末に一段高へ 経済アナリスト 田嶋智太郎

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 本連載の前回記事掲載日(9月7日)における日経平均株価の安値は2万2172円であった。そして、本記事執筆の2日前(10月2日)における高値は2万4448円。つまり、この1カ月足らずの間に日経平均株価は合計で2270円超もの強烈な値上がりを見せたわけである。

 前回、筆者は「海外勢が8月に日本株を売り越すのは今年で9年連続」「9月以降に海外勢が日本株のウエイトを引き上げてくる可能性は十分にある」などと述べたうえで、「米国において中間選挙が行われる年の株価は年末にかけて一段高になるというアノマリーもある」という点にも触れた。そして実際、海外勢は9月の第1週目こそ日本株(現物と先物の合計)を1兆円超売り越していたものの、2週目には買い越しに転じ、なんと3週目には1兆5000億円近くも日本株を買い越すという姿勢に転じることとなった。

 いまでは、マーケット・経済専門チャンネル『日経CNBC』のスタジオがある日本経済新聞本社のフロアのどこにいようとも、年内の株価の行方について弱気を唱える声はほとんど聞かれない。目の前の相場が多少弱含みの展開になることがあっても「いや、それでも底堅い状況に変わりはない」「日柄調整ぐらいはあって当然」などと見る向きが多い。果たして、米中間選挙の年である今年は、本当にアノマリーを地で行くような年末株高が演じられることとなるのか。その場合、なかでもとくに注目しておきたいのは一体どのような事柄なのか。ここで少し整理し、まとめておきたいと思う。

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