ビジネス書の目利きが選ぶ今月の3冊

2018年秋に読むべき「ドラッカー」 橋本忠明・「TOP POINT」編集長

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 日経平均、NYダウの株価が順調に推移する一方、米中の貿易戦争など先行きの不透明感も増してきた2018年秋の国際経済。時々刻々多忙なビジネスパーソンが、数多いビジネス書の中から、この秋に目を通すべきは何か。ビジネス書解説専門誌「TOPPOINT」の橋本忠明編集長は「マネジメントの父」ピーター・F・ドラッカー(1909~2005)に戻れと説く。

「経営者の条件」(ドラッカー名言集1・ダイヤモンド社)

 ――ドラッカー初心者は何から読むべきでしょうか。

 「最初に推薦したいのは、『経営者の条件』です。ドラッカーの数多い著作の中にあって、最も実践的な書であり、ドラッカー作品の入門書と言える1冊です。タイトルは『経営者の条件』ですが、すべてのビジネスパーソンにとって知恵の宝庫です」

 「本書でドラッカーは、我々が成果を上げるには、次のような5つの能力を修得する必要があると説きます。(1)汝(なんじ)の時間を知れ(成果を上げるには、自分の時間管理を行う必要がある)(2)どのような貢献ができるかを問う(貢献に焦点を合わせることで、仕事が変わる)(3)人の強みを生かす(利用できる限りの「強み」を動員する)(4)最も重要なことに集中する(5)意思決定を正しく行うーー」

 ――具体的にはどのようなことですか。

 「成果を上げようとすれば、まとまった時間が必要になります。従って、時間の管理ということが重要になります。時間管理に取り組むには、まず、自分がどのように時間を使っているかを記録する。そうすれば、いかに時間を浪費しているかがわかるとドラッカーは説きます」

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