官民連携と、地域連携で実現する地方創生

【基調講演】天羽 隆 氏 農業で実現する地方創生

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 農業は、食料やエネルギー源供給のほか、多面的機能を有し、食品産業と相まって地方経済の主要な地位を占めている。その農業生産の現場で近年様々な変化が見られる。

 まずは、大規模経営や法人経営の増加だ。次に農林水産物・食品の輸出額の増加。3つ目が訪日外国人旅行者(インバウンド)に伴う食品等購入額の増加。4つ目がロボットなど新技術を活用したスマート農業の進展。また、環太平洋経済連携協定(TPP)や日EU経済連携協定(EPA)など国際環境も変化。

 これらに応じ農政も大きく変わりつつある。2013年末に決定された「農林水産業・地域の活力創造プラン」に基づき、産業政策と地域政策を車の両輪とする農政改革が進行。農林水産業の成長産業化に向けて、生産現場の強化、需要の拡大、生産と需要をつなぐバリューチェーンの構築とともに、美しく活力ある農山漁村の実現を図っている。

 16年11月には、農業者の所得向上等を目指し「農業競争力強化プログラム」が決定された。農業者が自由に経営できる環境を整備し、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するため、生産資材価格の引き下げや農産物の流通・加工構造の改革など、13項目の改革の方向を示し、順次具体化している。

 これからも農林水産省は生産者や地方行政、教育機関等、建設業や医療・福祉をはじめとする他産業と緊密な連携を取りながら施策を進めていきたい。

農林水産省 大臣官房総括審議官

天羽 隆 氏

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