官民連携と地域連携で実現する地方創生~実装に入った地方創生~

【基調講演】那須原 和良 氏 サステナブル社会の創造と地方創生

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 当社は、ライフサイクルバリュエーション(LCV)というコンセプトで、5つの視点から、建物、インフラ、まちの持続的な価値向上と満足度向上の実現を支援している。まちづくりにおいては、(1)インフラ・公共施設の集約戦略(2)インフラの維持管理の省力化と長寿命化(3)公共サービスにおける公民連携(4)SDGs(持続可能な開発目標)による社会的価値の向上(5)ワークライフクオリティーの向上――の視点からアプローチしている。

 インフラ・公共施設集約戦略では、自治体が作成した公共施設等総合管理計画の実施のために、長期財政予算に合わせた施設や道路の再編案をライフサイクルで評価でき、投資効率の高いアセットマネジメントが可能であるシミュレーターを開発し支援している。

 公民連携では、PPP・PFI事業の取り組みが重要と考えている。東京都の大規模病院で培った医療周辺業務の統括マネジメント、顧客満足度の高い運営事業の経験を生かし、病院や公共施設の運営事業を推進している。

 社会的価値向上を目指すSDGsにおいては、地域資源である再生可能エネルギー発電、水素などの新エネルギーの利活用、電力小売り、防災まちづくりにより脱炭素バリューチューンを構築し、地域と連携を図っている。

 ワークライフクオリティーの向上には、健康・ウェルビーイング(幸福)に配慮した建物づくりや、ガイダンスシステム等によるみんなが暮らしやすく移動しやすいまちづくりを図っている。

 こうしたLCVによる持続的な価値向上を目指すまちづくりには、シェアリングや働き方改革に関連する地方創生のための新事業・新サービスの創出が不可欠であり、公民連携や企業連携しながらさらに推進していきたい。

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