長島聡の「和ノベーションで行こう!」

布地の超小型車で地方の移動にイノベーションを 第16回 伊藤慎介リモノ代表取締役社長に聞く

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組織の縦割りを超えてマルチモーダル実現

長島 高速道路の自動運転も、例えば平行して走る2つの高速の片方を夜中に貸し切りにすれば実証実験ができるのではないでしょうか。物流トラックを10台でも100台でも使って、自動運転、遠隔操作や隊列輸送の実験ができるでしょう。企業や自治体、国交省と経産省などが組んで一気に進めたら、すごい早さで実現すると思うのですが。

伊藤 フィンランドの運輸通信省の話を聞いたのですが、これからは様々な交通機関を組み合わせたマルチモーダルを進めることが大事だと言っていました。これまでの自動車とか航空とか鉄道とかいう縦割りの局を全部ミックスして、そこに通信部門を巻き込み、自動車や鉄道などの個別の手段を超えた視点で交通の最適化を考えていくと言っていました。日本でも、ものづくり産業、道路行政、交通システム、物流システムなど、様々な分野に横串を刺しながら、知恵を絞って全体の最適化を進めていく必要があると思います。

 長島さんが兼業で役所の課長を兼務することができると非常に良いですね。海外も日本も官も民も経験した人でないと、横串を刺す視点に広がらないからです。

長島 何年か前から比べると、役所の人も民間の話をよく聞く人が増えていますし、新しいことを取り入れようとされている人も多くなっていると思います。ただ、それが大多数にはなってないので、物事が動き切らないのでしょう。

伊藤 最近は官僚批判ばかりを耳にしますが、官僚の人たち自身が世の中の役に立っていると思えたり、将来に向けてワクワクすることやっていると思えたりするようにしなければ日本は良くならないと思います。ただ、何をやるにしても早くやらないと、世界のほうが圧倒的に先に進みつつあるので時間がないと思います。

長島 そうですね。新しい取り組みが私は大好きなので、今あるものを継続的に進化させることや、実際の支援にはめていくといったところで、伊藤社長と一緒に仕事ができたらいいな、と思っています。今日はありがとうございました。

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