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競争優位の源泉は有機的な組織力 鳥居 正直氏

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有機的つながりなしに競争には勝てない

 顧客のニーズが多様化し、新商品や新サービスが次々と出てきている今日では、企業が競争上の優位を長期間維持するのはなかなか難しくなっています。企業は既存の優位性の持続と次なる優位性の創出に絶えず努めなければなりません。そうした努力を助けるノウハウとして、戦略論、組織論、マーケティング論などが研究・実践されています。しかし、長期にわたって持続できる競争優位の源泉として普遍的に重要なのは、従業員の能力を最大限に活かせる組織力です。

 世の中がますます複雑化しているなかで競争優位の最適解を見つけることは、有能でカリスマ性のあるリーダーであっても、1人では不可能です。仮にできたとしても、競争優位の持続、つまり、既存の優位性の維持と新しい優位性の構築を繰り返していくという永続プロセスをずっと担い続けることはできません。ですから、競争優位の源泉として組織力が最も大切なのです。

 組織力の強化には優れた従業員と共有ビジョンが必要ですが、それだけでは十分とは言えません。スポーツチームが優秀な選手を集めて優勝という目標(ビジョン)を共有しても、それだけでは優勝できないのと同じです。必要なものは、組織のメンバー間の有機的なつながりです。

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