技術を武器にする経営 日本企業に必要なMOTとは何か

コンセプト創造からすべてが始まる 伊丹 敬之、宮永 博史

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 いいコンセプトというものは、進化し、やがて社会全体を動かす原動力となる。宅急便は、今ではなくてはならない社会インフラになっている。さらに家庭から法人向けサービスへと進化を続けている。携帯機器でのコミュニケーションも、ポケベルからiモード、そしてスマホへと進化してきた。今や社会インフラとなっている。そして、進化はまだ止まらない。

 進化の過程で、主役が大きく交代することがある。携帯電話からスマホへの進化を見ればわかる。最初にいいコンセプトを打ち出した企業は、そこで満足せず、コンセプトを進化させ続けなければならない。しかし、それはこのうえなくむつかしい。ヤマトのように主役が交代しないで継続しているほうがむしろ稀である。それでも、そこを目指さなければならない。それこそが、コンセプト創造の真髄である。

伊丹 敬之, 宮永 博史 著『技術を武器にする経営 日本企業に必要なMOTとは何か』(日本経済新聞出版社、2014年)第8章から
伊丹 敬之(いたみ ひろゆき)
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72 年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(PhD)。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める。
宮永 博史(みやなが ひろし)
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1979年東京大学工学部電気工学科卒業、89年MIT大学院(EE & CS)修了。NTT電気通信研究所、AT&Tベル研究所スーパーバイザー、ルーセントテクノロジー社マーケティングディレクターを歴任。96年コンサルティング業界に転じ、SRIインターナショナルを経て、2000年デロイト・トーマツ・コンサルティング(現アビームコンサルティング)統括パートナーに就任。04年より現職。

キーワード:経営層、管理職、企画、経営、技術、ものづくり、ICT、製造、イノベーション

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