成功するシニアビジネスの教科書

シニアの消費行動はいかにして起きるか 村田 裕之

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俗説(3) シニア層は、皆消費の仕方が同じ

 映画館のシニア割引は60歳以上の場合が多いようです。一方、スーパーのシニア割引は55歳以上の場合が多い。イオンが導入したG・G(グランド・ジェネレーション)割引も55歳以上となっています。一方、アメリカの高齢者NPO、AARP(エイ・エイ・アール・ピー、旧称全米退職者協会)の入会資格は50歳以上。JR東日本の運賃割引、大人の休日倶楽部「ジパング」は男性65歳以上、女性60歳以上、「ミドル」は男女とも50歳以上となっています。このように年長者を対象とした会員制度や割引制度では50歳から65歳を区切りとして、それ以上の年齢層を対象としていることが多いのです。

 ところが、消費行動で見た場合、50歳から65歳を区切りとして、それ以上の年齢層で皆同じにはなりません。毎月の消費支出は年代が上がると一般に減少します。しかし、費目ごとに見ると、減少するもの、増加するもの、変わらないものがあります(図表1-4)。

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