孫子に経営を読む

事前の仕込みこそが、勝利の秘訣 伊丹 敬之氏

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 企業も同じであろう。目立たない戦略で、いかにも易きに勝つが如く競争に勝っていく。マスコミ受けするわけでもなく、勇ましい美談もない。それが、着実に経営を進めていく企業の戦略の姿だ、と孫子はいうだろう。

 派手ねらいは、人目は引いても、機能はしにくい。事前の仕込みだけが、勝ちの秘訣である。しかも仕込みでは、外からは見えにくい小さなこと、微妙なことが勝負の鍵を握る。

 孫子の見る目は、細かくそして奥行きが深い。

伊丹敬之 著 『孫子に経営を読む』(日本経済新聞出版社、2014年)第四章「戦略の真髄」から
伊丹 敬之(いたみ ひろゆき)
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72 年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(PhD)。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める。

キーワード:経営、管理職、企画、人事、人材、経営層

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