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「働き方」を変えたい! 意欲ある人材の満たされぬ思い 日経BPビジョナリー経営研究所 谷島宣之

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新しい働き方には、新しいコミュニケーションを

「働く場の数」が増えると、「コミュニケーションの数」も増える

「働く場の数」が増えると、「コミュニケーションの数」も増える

 もし、こうした働き手の満たされぬ思いに企業側が応えていくとしたらどうなるか。複数の場で働き、人と人、人と仕事のつながりを増やしていく場合、右の図のように「コミュニケーションの数」も必然的に増え、複雑になっていく。働く場の環境が変化していくので、従来の仕事の進め方を踏襲するのではなく、コミュニケーションや情報共有の仕組みを考え直すべきだろう。

 ノートパソコンやスマートフォン、タブレットといった情報機器をインターネットにつなぐことで、どこ(自宅や複数のオフィス)にいても連絡をとりあったり、仕事を進めたりできる。働く場や働き方が、より柔軟性のあるものになる。今回の調査でインターネットの利用について尋ねたところ、回答者全員のうち「頻繁に利用している」と答えたのは64.6%、「時々利用している」が30.4%となり、「利用していない」は5.1%だった。働き方の変化に、働き手の側が対応できる下地はすでにある。

 そこに企業側が「クラウドサービス」を加えるとすれば、社外にいる働き手やパートナー企業とのコラボレーションがさらに進むだろう。クラウドサービスは、検索やソーシャルネットワークのサービスにとどまらず、仕事に役立つサービスを包含しており、「複数の働く場で多様な働き方をする場合」に役立つ。例えばチームで取り組んでいる仕事の進捗や成果物の状況をメンバー同士が把握できるようにするサービス、販売管理や顧客管理といった業務処理サービスなどがすでに用意されている。

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