女性が活躍する会社

女性活躍推進の効果を最大化するには 大久保幸夫、石原直子氏

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ステークホルダーを巻き込んだストーリー

 女性活躍推進というテーマは、すべてのステークホルダーと密接につながっています。女性活躍推進を通じて、それぞれのステークホルダーとどのようなコミュニケーションをとり、どのような効果を期待するのか、それを明確にして戦略を考えておけば、女性活躍推進の意義はより明確になります。

女性活躍のストーリーを語る

 代表的な要素を抜き出してみると、図のようになります。

図2 女性活躍推進とステークホルダー

 従業員との関係であれば、女性活躍推進施策によって、女性の離職率低下や管理職の増加を目指すのでしょうが、さらに男性も含めて、働きがいのある職場にすることで、従業員全体のモチベーションを上げるという目標が出てくるでしょう。そのときに広報活動を通じて、働きがいを感じて仕事に向き合っている姿や女性が活躍している姿を伝えれば、これから従業員になる候補者(つまり新卒の学生や転職希望者)にもアピールすることができて、質の高い応募者を増やすことにつながります。

 戦略的に考えて、はじめから一連の効果を狙って取り組めば、女性活躍推進の効果を最大化できますし、取り組みについて従業員の共感を得ることができます。

 その他のステークホルダーとの関係も、狙いを明確にしておくとよいでしょう。そして各ステークホルダーとの関係も相互に関連してきますので、大きなストーリーとして描いていくのです。企業価値/地域からの信頼/働き甲斐/顧客満足などがひとつのストーリーになり、経営者からビジョンとして語られている企業は、それだけ施策が成功しやすくなると思います。

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