女性が活躍する会社

新人女性を確実にリーダーに育てるシナリオ 大久保幸夫、石原直子氏

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 この「5年で3職務」のジョブローテーションで気をつけてほしいのは、女性社員の配属先と異動の時期です。

 「この職務には男性しか就かせない」とか「女性にこの仕事は無理」というように、あからさまに女性と男性の配属に差がつくような職場は、現代の日本企業には珍しくなっているかもしれません。

 しかし、女性はフロントオフィスよりはミドルやバックオフィスに配属されやすいとか、顧客担当にする時に、女性をほんの少しだけ難易度の低い顧客の担当にするといったように、配属にあたって男女で「微かな差」をつけてしまっている企業は、今も少なからず存在します。

 また、仕事ぶりのよい女性であればあるほど、ひとつの仕事に固定されるという傾向もあります。

 一つひとつの配属の決定には、それほど大きな意味はなかったかもしれません。また、女性が外勤よりは内勤に配属されやすいのも、ある意味の「配慮」の表れだったのかもしれません。

 しかし、この最初の5年間の育成期間では、男女における配属傾向と異動時期の差を完全になくさなくてはなりません。配属先や異動タイミングのちょっとした差こそが、のちに昇格や登用の時期を迎えた女性に対する、「経験の幅が狭い」「社内に人脈がない」というマイナス評価の原因になっていくからです。

 この5年に限らず、伸びる可能性のある人ほど、早めに異動させて、経験の幅を広げることが重要なのです。

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