女性が活躍する会社

新人女性を確実にリーダーに育てるシナリオ 大久保幸夫、石原直子氏

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しっかりジョブローテーション

 女性にとって、仕事における成長やキャリアの蓄積は、常に時間との競争です。

 20代後半から多くのライフイベントが待ち構えている女性には、成長と経験を「先取り」することが、とても重要になります。

 男女にかかわらず多くの人にとって、入社後しばらくは、仕事以外の世界からの干渉や制約が最も少ない期間になります。そこで、入社からの5年間を、「成長のアクセラレーター(加速機)」として有効利用することを推奨します。

最初の5年で3つの仕事

 具体的には、入社から5年で、すべての社員に、最低3つの仕事を経験させるジョブローテーションを設計するのです。

 日本企業の慣習では、入社5年で2回も異動させるというのは、ちょっと頻繁すぎる感じがするかもしれません。

 新人にとって、最初の数カ月は、会社というよりも社会人生活そのものに馴染む期間でしたし、仕事を覚えるのに半年程度の猶予は与えられてきたからです。また、成果を出せるようになってからの数年間は、その部署の重要な戦力として活躍してもらいたいため、そう簡単にはそのクラスの人材を「放出」しないのが普通です。

 しかし、このスピード感では、のちにリーダーになることを期待される人材の成長速度としては遅すぎるとも言えますし、特に女性には、後に待ち構えているライフイベントの前に経験を「先取り」するという意味でも、もっと早い異動を計画的に実施する必要があります。

 「1年半・1年半・2年」「1年・2年・2年」といったテンポで、中身の異なる職務を経験して、経験の幅と成功体験を早く獲得してもらうように育成計画を立ててほしいと思います。

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