女性が活躍する会社

新人女性を確実にリーダーに育てるシナリオ 大久保幸夫、石原直子氏

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 いきなり管理職になれと言われてもそれは無理です。それまでの間の育成をしっかりとやっておくことが大事です。女性の場合、特に初級キャリアの段階の育成にポイントがありそうです。

女性の得意技はスタートダッシュ

 多くの採用担当者が、「純粋に能力の高い順に採ったら、内定するのは女性ばかりになってしまう」と言います。特に若いうちは、コミュニケーション能力や、場の空気を読んで適切な反応をするといった社会性に関わる能力では、女性の方が秀でていることが多いのです。

 若い女性が高い社会性を持っているというのなら、この時期にしっかりスタートダッシュしてもらうことを考えるのが得策です。

 そのための燃料投入の、最初の場が入社式です。

入社時点での「期待」で女性は「覚悟」を決める

 多くの企業で、入社式は、企業のトップが初めて新入社員に向かって話をする場です。

 社長の皆さんにお願いしたいのは、男女の別なく、すべての新入社員が、自社の将来を担うリーダーになっていくことを期待する、全員がそのために努力し絶え間ない成長を実現することを要求する、と明確に宣言することです。

 「期待」は、人の「やる気」や「覚悟」に火をつけます。入社時点で、社長からの「期待」を感じ取ることで、より意義を感じながら働くことができるようになるはずです。

 そして、この入社式以降のどんな場面でも、社長だけでなく、現場の上司や人事が女性社員に対してまず「期待」を表明する、という基本姿勢を共通して持ってほしいと思います。

 覚悟や希望というのは、自分が期待され、評価されていると思えるからこそ生まれるものです。

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