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女性育成の常識は間違いだらけ 大久保幸夫、石原直子氏

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 メンタリングは、社会心理学的な側面からメンティー(メンターからのアドバイスを受ける人)をアドバイス、サポートするものですが、スポンサーシップ、つまりスポンサーによる支援とは、その人のキャリアに直接影響を与えるものです。

 メンタリングではなくスポンサーシップを、ということを明確に提唱したのは、フランスのビジネススクールINSEADのハーミニア・イバラ教授です。

 イバラ教授は、男性の受けているメンタリングと、女性の受けているメンタリングでは内容が微妙に異なることに気づきました。

 女性は男性よりもメンタリングを受けていることによるキャリア形成へのインパクトが小さく、その原因は、男性のメンターの多くは、組織のヒエラルキーのかなり高いところにいる人が担うことが多いのに対して、女性のメンターはそこまで高いポジションではないことが多いからだ、というのがイバラ教授の主張です。

 男性についているメンターは、組織の意思決定に大きな影響を与えることができるので、自分が見込んだメンティーであれば、その人物のキャリア形成をポジティブな形で、具体的に支援することができるのです。

 しかし、女性についているメンターには、そのような力はないので、あくまでもメンターの定義のとおり、アドバイスと精神的なサポートだけの関係になってしまう、ということなのでした。

 企業のヒエラルキーのより高いポジションに登用されるためには、その人の能力とポテンシャルの高さを証言し、喧伝し、その任用を後押しする人がいたほうが、より有利になります。

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