「論語と算盤」と現代の経営

金融が経済、社会の主役になろうとしてはいけない 守屋淳氏

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

 と、同時に、日系の企業さんだけではなくて現地の企業さんですね。アジアの新興国を中心として企業なり政府なり、そこの資金、あるいはファイナンスに関するいろいろなアドバイザリーというのも、われわれは先進国日本の銀行として当然できるわけですから、それもやっていかなければいけない。加えて欧米では、いわゆるブルーチップといわれるような超有名巨大グローバル企業とのお付き合いも当然どんどんやっているわけです。

 いずれにしても、客観的に見ますとアジアの中でも日本の、日本人の海外に対する開放度や親和性は極めて劣後しています。言葉の問題も含めて。したがって、このままでは本当にますますタコつぼ化して、とんでもないことになるでしょう。なので、グローバルということに関しては、これはできれば学生のときからもうどんどん経験してもらいたいと思います。

 同時に、企業に入ったら、今度はわれわれの側が一生懸命教育をしてやっていくということですよね。例えば、今やっております試みというのは、みずほコーポレート銀行が海外展開していますから、みずほ銀行のいろんな国内支店で働いている行員を、そこの海外支店にトレーニーということで1年から2年ぐらいボンボン送るということです。

 正式勤務でなくてもいいから、できるだけ多くの人間に海外を体験させて、言葉もさることながら、「海外のお客様というのはこういうことを考えているんだ」「こういう希望を持っているんだ」という海外のビジネスを肌で感じてもらいたい。それがやはり一番のいい教育です。経験が教育になりますから。それをやっています。

 いずれにしても、グローバルな観点ということと、さっき申し上げた、変革に対応していく力と、この2つが一番大切だろうというふうに思います。

閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。