スーパー経理部長が実践する50の習慣

一番ダメな行動は「いつもそうしているから」 前田康二郎氏

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 経営コンサルタントとして数多くの経理現場を拝見するようになって、あることに気づきました。それは、同じような経理の仕事をしているはずなのに、経営がうまくいっている会社とそうでない会社があるということです。これは一体どういうことだろう。ひょっとすると、経理社員の仕事の仕方にも、会社を良い方向に導く経理と、そうでない経理があるのかもしれない。本連載では、それを解明していきたい。

「分析好き」だが、「細かくはない」人

 経理に向いている人と向いていない人、性格的な特徴はあるのでしょうか。

 私が子供のころは、業務用のレジスターを親がもらってきたのを譲り受けて、1人でレジ打ちをして遊んだり、歌のベストテンの順位を手書きでノートに書いて、この歌がどういうチャート推移をしたかということから、翌週の順位を友達と予想し合ったりしていました。今思えばやはり、数字の推移や分析に関しては周囲の子供よりは関心があったのかもしれません。

「忍耐強さ」+瞬発力

 経理業務のなかには、「粘り強さ」が必要な作業と、「感覚的な能力」が必要な作業の2つの要素の業務がそれぞれあるのではないかと思います。

 純粋にひたすら領収書をチェックしたり、データの件数を集計したり、という地道な作業は忍耐強さが必要です。一方、分析などは、むしろ全体を眺めて、こんな感じだろうと感覚的に推測を立てたほうが早い場合もあります。またIPO審査のように、「24時間以内に20個の質問に答えてください」という状況では、瞬発力や感覚的な能力も要求されます。

 ただその審査が何週間も続いたら、それにひたすら耐える忍耐力も必要ですから、両方の性質を兼ね備えていないとできない仕事もあります。

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