創造を支えるビッグデータ活用の針路

少ないデータでビッグデータの利点を引き出す シナジーマーケティング 谷井等氏

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雇用のミスマッチ解消や外国人労働者の採用に応用

――12種類の価値観と、実際の顧客の行動との相関は?

後迫 彰 氏 シナジーマーケティング iNSIGHTBOX事業推進室長 京都大学農学部を卒業後、宝酒造に入社。研究、開発、マーケティング、営業などの業務を経て、2003年にインデックスデジタル(現シナジーマーケティング)に入社。営業業務と併せて、顧客管理システム「Synergy!」の企画プロジェクトメンバーとしてプロダクト立ち上げに従事。営業マネージャーを経て2014年より現職。iNSIGHTBOXのプロダクトオーナーとして同事業を率いている。

後迫 彰 氏 シナジーマーケティング iNSIGHTBOX事業推進室長

京都大学農学部を卒業後、宝酒造に入社。研究、開発、マーケティング、営業などの業務を経て、2003年にインデックスデジタル(現シナジーマーケティング)に入社。営業業務と併せて、顧客管理システム「Synergy!」の企画プロジェクトメンバーとしてプロダクト立ち上げに従事。営業マネージャーを経て2014年より現職。iNSIGHTBOXのプロダクトオーナーとして同事業を率いている。

後迫 いくつかの企業から協力を得て実証した結果、顧客の価値観と購入商品や行動に顕著な傾向が現れることを確認しています。例えば、給湯器大手リンナイのECサイト会員の価値観を分類したところ、フラッグシップモデルを購入している顧客は「社交的な堅実ホームメーカータイプ」が断トツで多かった。「受け身な隠者タイプ」が目立ったのは、エンターテインメント関連サービスの企業の顧客です。このタイプの顧客は、最近1週間に視聴したテレビや音楽、映画のアンケートに設けた自由記入欄に批判や文句ばかり書いている。

 医者は「家庭的な真面目タイプ」が、当社のようなベンチャー企業の社員は「好奇心旺盛な人生謳歌タイプ」が一定割合を占めている。ちなみに当社の顧客は「好奇心旺盛なバランス人間タイプ」が多く、そうした企業の部長など決裁権を持つ方からの引き合いは、採用に結びつく確率が高まる傾向があります。

――性格診断みたいで面白いのですが、価値観の分類はどのようなシーンで役立つのでしょうか。

後迫 企業の人材採用への応用が考えられます。一般に即戦力を求めるような社会人採用だと、主に業務経験やスキルで人材を評価していますが、それに加えて簡単なアンケートを通じて価値観を把握する。そうすることで雇用のミスマッチを防ぎ、社員の定着率を高める効果が期待できます。

――社会人採用に限らず、今後ますます増えるだろう外国人労働者の受け入れや新卒採用時にも生かせる。

谷井 十分に考えられます。実は現在、価値観を人材要件に取り入れた採用活動を当社が自ら展開するため、ある人材会社と話し合いを始めています。

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