激震 原油安経済

通貨戦争と「金利水没」のニューアブノーマル みずほ総合研究所

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世界の金利の「水没」マップ

 次の表は世界の金利の「水没」マップとした一覧表である。これは基本的に国別・年限別の国債利回り、イールドカーブ状況を示す。ここでは、マイナスになった「水没した」ゾーンを濃く示しており、さらに0%以上0.5%未満、0.5%以上1%未満、1%以上と徐々に色を薄くして示している。

<FONTBOLD />世界の金利の「水没」マップ(2015年3月23日)</FONTBOLD></p><p>(資料) Bloombergより、みずほ総合研究所作成

世界の金利の「水没」マップ(2015年3月23日)

(資料) Bloombergより、みずほ総合研究所作成

 こうした図表はリスク管理などで「ヒートマップ」として用いられることがあるが、これはむしろ金利機能が低下した「フローズンマップ」と呼ぶにふさわしい。スイスでは、1月にスイス中銀が極端なマイナス金利策をとったことで長期ゾーンまで水没し、ドイツを中心に欧州の北の諸国は軒並み中期ゾーンまでが水没状態が続いている。日本も2015年1月は、おおむね5年までが水没していたが、その後の調整で中期もやや浮き出た状態にある。

 ここでの論点は、まだ水没していない米国の評価だ。すなわち、世界の多くの国々が水没する中、米国は水没せず、「世界の海」の中で「浮き輪」のように浮き出て世界全体の水没からの支えとなる状態にある。

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