渋沢栄一 100の金言

「人事を尽して天命を待つ」に含まるる真正の意義 渋沢 健氏

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タイミングを上手に待とう

争いを強いて避けぬと同時に
時期の到来を気長に待つということも、
処世の上には必要欠くべからざるものである。
【「論語と算盤」・処世と信条】

現代の言葉で言うと......

いつも争いを避けるべきではないが、
よいタイミングを待つことは世渡り上手に不可欠な姿勢である。

争いを避け勝つ決断力

 絶対に争いを避けようと逃げ回っているようないじけた根性では、進歩する見込みも発達する見込みも全くありません。

 ただ、単純に争いたいから争うことは明らかに愚かです。

 争いを無理に避けないことと同時に、良きタイミングが訪れることを気長に待つことは、この世でゆったりと暮らすために大事な姿勢です。

 この世の中では色々なことがあり、自分の価値観とは相容れない許せないこともしばしば起こります。争ってみたいという感情が込み上がってくるときもありますが、良いタイミングで実行しないと大勢を一変することはできません。

 争いを避けるということは、逃げているわけではありません。負けを認めている、恥をかくということでもないのです。

 あえて今は争わず、じっと状況を把握しながら、時機を待って構えながら、環境や援護が整ったタイミングが訪れたときに速やかに実行する決断力が不可欠です。

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