知的生産経営

エコアクション21を使い倒して儲かる会社に変身する方法 エコアクション21審査人 飯田 哲也氏

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「社長、ええこと、教えましょ。」

 まずは、考え方を改善すること。考え方を改善するのは、なにより大きな前進です。時代のニーズというのは日々刻々と変化しています。環境の考え方も昭和40年代の公害防止の地域的な取り組みに始まって、平成5年(1993年)の環境基本法の制定、COP3(国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議)からの地球温暖化対策、リサイクル、再生可能エネルギーと地球環境の改善へとグローバル化し、企業もその流れに沿って様々な改善やPRを続けているのです。今や、環境を考えずに商いを続けることは不可能で、これが、社会的ニーズとなっているのです。そんな時代の流れの中にあるのが「環境経営」です。

 中小企業に環境経営?「うちにそんな余裕はありませんがな。人も金もないのに」。しかし、環境に配慮した活動は、すでに、どこの企業でも行われています。「照明をLEDにしましたね」「センサーつけたんですか」「ハイブリッド車にしましたね」「ごみや廃棄物は分別してますね」「太陽光パネルつけたんですか」「ホースにストップノズルついてますね」「不要な照明は消してます」「エアコンは我慢してます」。しかし、これらは、なにも環境を考えて実施したことではないのです。経費削減、生産性向上、世の中当たり前のことを経営上でもやっているだけなのです。

 今、社内で実行していること、これから実施しようとしていることから環境の要素を抽出すれば、ほとんどが環境に関連していることが分かります。環境経営は、何か環境に関する特別な経営資源の投資が必要なわけではなく、事業への投資が、そのまま環境投資となっていることを認識する。このように、考え方を変えることが重要なのです。この、「当たり前」のことを発信するのが「環境経営」の始まりなのです。「こんなこと、当たり前ですがな」。そうですが、その当たり前のことを、外に向かって「きっちり、やってます」と言えますか?ほとんどの中小企業は言えないと思います。

 これを言えるようにする道具のひとつがマネジメントシステムです。その中でも、環境経営を支援する中小企業向けのものすごいやつがあるのです。エコアクション21(EA21)というシステムで、国際標準化機構(ISO)と同じ第3者認証制度を採用しています。第3者(審査人)が確認(審査)して「この会社は、きっちりやってます」ということを公表(環境活動レポート)してくれるのです。

図表1 中小企業環境経営の考え方

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