知的生産経営

本業を磨き上げるためのクラウドソーシング 若手ベンチャー経営者、外部リソースを積極活用

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 ユーザーはまず、遺伝子検査や生活習慣に関する120問程度のアンケートに答える。先天的な体質やアンケートの回答からわかる個人の課題や悩みなどに合わせて、パーソナライズされた食事やフィットネスメニューなどのアドバイスや提案がアプリ内で行われる。また、管理栄養士やトレーナー、インストラクター、薬剤師など専門知識を持ち、さらにFiNC独自の資格試験や研修を通過した「FiNCREW」と呼ばれる専門家が食事指導を実施することで生活習慣の向上を図ることができる。アプリ内でのサービスで「専門家」が介する部分の質や数の担保をFiNCオンラインワークスによって実現しているわけだ。

「FiNCダイエット家庭教師」アプリの画面

「FiNCダイエット家庭教師」アプリの画面

 事業を始めたきっかけは、溝口社長がトレーナー時代に抱いていた問題意識だった。トレーナーやインストラクターは正社員でなく業務委託契約が多く、週に何十回もレッスンをこなすという。だが、年齢を重ねていくと体力的にきついし、大ケガをすると職を失うリスクもある。また、管理栄養士は病院や保健所などで働く女性が大半で、労働条件や給与体系を理由に、結婚や出産などを機に辞める人が多い。

数百万人の潜在力を引き出す

 こうした専門的な知識やスキルのある人材をもっと活用できないか――。それがオンライン上で食事や身体に関するアドバイスをする現在のサービスにつながった。自宅でも、移動中でも、スマホがあれば仕事ができる。「時間と空間にとらわれず、専門家が誇りを持って働ける新しいワークスタイルを提供したい」。近藤氏は意義を強調する。

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