知的生産経営

そのペーパーレス、本当に正解? 脳科学で解き明かす「紙とデジタルの知的生産性」

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あなたは画像派? それとも言語派?

 さて、ここまでの話で自分が画像派か言語派か気になった読者には、篠原氏が考案した簡易判定テストの一部を紹介したい。胸に手を当てて、以下の(a)~(d)項目のそれぞれについて、自分にあてはまるかどうかを考えてみてほしい。

(a)何かを覚えるときには繰り返し読む

(b)何かを覚えるときには目に焼き付けるようにする

(c)顔色で相手の気持ちがわかる

(d)しゃべり方で相手の気持ちがわかる

 テストの意図はお気づきだと思うが、(a)と(d)にあてはまる人は言語派、(b)と(c)に当てはまる人は画像派である。

 「紙とデジタルのどちらが良いか」という議論は、人によって異なる部分がある。画像派の人にはタブレットが向いているし、「やはり言葉のほうが理解しやすい」という言語派の人には紙が向いている。企業の知的生産性を高めるには、こうした事情(さらには情報を利用する場所・状況)も踏まえて、紙とデジタルを適切に使い分ける必要があるだろう。

◇       ◇       ◇

 最後に余談だが、「脳トレ」(脳のトレーニング)の本を多数執筆・監修している篠原氏に、会社で実践できる脳トレの方法を聞いてみた。

 「今回のテーマに絡めて言うなら、ペンを持って紙に『字を書く』ことをおすすめします。頭を使うということに関係している前頭前野の活動は、字を書くときに活発化するからです。漢字を書くという行為は、実は記憶した漢字の形、書き順や字のバランスなど『漢字を書くために覚えた手順の記憶』や筆圧感などを無意識に思い出しながら書いているのです。さらに、手を動かす運動野や手の動かし方のプランを立てる前運動野がフル回転します。パソコンのキーボードで『ai』と入力して『愛』に変換する場合と比べて、非常に良い脳トレになります」。

 脳トレに関心のある方は実践してみてはどうだろうか。

キーワード:経営、企画、経営層、管理職、プレーヤー、技術、イノベーション、IoT、ICT

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