ずっと売れる!ストーリー

ボルヴィックに「唯一の価値」与えたストーリーの魔法 湘南ストーリーブランディング研究所 川上徹也 氏

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 確かにロジカルに考えると、そういう側面もあるでしょう。しかし何度も言っていますが、仕事やビジネスはロジックだけでは動きません。買った人間がちょっといい気持ちになって、企業も売上げが上がって、実際にアフリカで助かる子どもたちがいるならばいいじゃない、と考える人の方が多いのです。

 このような公共性や社会貢献を重視したマーケティング手法を「ソーシャルマーケティング」といいます。今後もこのような手法はますます拡大していくことでしょう。

 この手法が成功するためには、3つポイントがあります。

(1)わかりやすいストーリーをつくるということ

(2)生活者がちゃんと主人公になれるということ

(3)主人公に「いいことをしたな」という満足感を味わわせてあげること

......です。

 最低限この3点は押さえておかないと、成功はおぼつかないでしょう。

 みなさんも、自分が扱っている商品を差別化したり輝かせようとするとき、ソーシャルマーケティングの切り口を参考にしてみてください。

川上徹也 著 『ずっと売れる!ストーリー』(日本経済新聞出版社、2016年)第1幕「なぜ、今、"仕事にストーリー"なのか?(理論編)」、第2幕「こんなストーリーが人の心をつかんだ!(実例編)」から
川上徹也(かわかみ てつや)
湘南ストーリーブランディング研究所代表。大阪大学人間科学部卒業後、大手広告会社勤務を経てコピーライターとして独立。東京コピーライターズクラブ新人賞、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴は15回以上。また並行して舞台・ドラマなどの脚本も手掛ける。広告と脚本、2つの仕事から得た知見をもとに、「物語で売る」という手法を体系化。「ストーリーブランディング」という言葉を生み出した第一人者として知られる。また政治家の演説や経営者のスピーチなどにおける「ストーリーテリング」に注目し、著作として発表。演説分析家としてテレビ・新聞などのメディアにも頻繁に登場している。著書は『物を売るバカ』『1行バカ売れ』『あの演説はなぜ人を動かしたのか』『独裁者の最強スピーチ術』ほか多数。

キーワード:管理職、プレーヤー、マーケティング、営業、経営、人材、IoT、AI

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